SCRIPT
[Scene: Monica’s Apartment, Rachel is watching Joanie Loves Chachi.]
[シーン: モニカのアパート、レイチェルは”Joanie Loves Chaci”を見ている]
Woman on TV: I, Joanie, take you, Charles as my lawful husband.
テレビの女性: 私、ジョニーは、チャールズをここに正式な夫と認めます。
Priest on TV: Do you take Joanie…
テレビの牧師: 汝はジョニーを….
Rachel: Oh…see… but Joanie loved Chachi. That’s the difference.
レイチェル: あ…ほら…ジョニーはチャーチーを愛してたんだもの。そこか違うのよ。
VOCABULARY&PHRASES
・lawful / lɔ́ːfl
[formal] allowed or recognized by law [LONGMAN英英辞典]
lawful (adj): 法によって許された、または認められた
ex)a lawful act.
「法によって認められた行為」
ex)It is lawful to employ someone under the age of sixteen if their parents agree.
「両親の同意があれば16歳以下の人を雇うことができる」
“lawful”は似た表現に
・legal
・legitimate
という単語がありますので、今回はこれらの意味も併せて共有させていただきます。
よろしければご活用ください。
・legal / lɪ́ːɡl
not against the law
legal (adj): 法に反していない(=合法の)
“legal”は「合法の」という意味の「形容詞」です。
上記した”lawful”が
「法によって認められた」
ということを意味するのに対し、
“legal”は
「法に違反していない」
ということを意味するわけです。
ex)It is legal to own guns in America.
「アメリカでは銃を所有することは合法です」
ex)I don’t think this is legal.
「私はこれ合法じゃないと思う」
ex)He had twice the legal limit of alcohol.
「彼は合法的基準の2倍のアルコールを摂取していた」
・legitimate / lɪdʒɪ́təmət
fair, reasonable or justified with logic
legitimate (adj): 公平な、理にかなった、または論理的に考えて正当な
“legitimate”はこれ以外に別の意味で使われる場合もありますが、今回の”lawful”との比較の意味で考えると
論理的点や法律的点で「正当な」という意味を表します。
ex)I believe it was legitimate self defense.
「あれは正当防衛だったと思う」
☞まとめ
・lawful=法によって許された、または認められた
・legal=法に反していない(=合法の)
・legitimate=論理的点や法律的点で「正当な」
GRAMMAR
今回のこのセクションでは
“Oh…see… but Joanie loved Chachi. That’s the difference.”
の解釈について共有させていただきたいと思います。
この部分の解釈はこのエピソードのここまでのお話を見ていれば、比較的理解できる部分ではあるかとも思いますが、
なぜここが
“Joanie loves Chachi”
ではなく
“Joanie loved Chachi”
と「過去形」になっているのか
また
“That’s the difference“の”difference”って「なんのdifference?」
と思うこともあるかと思いましたので、この2つの解釈について共有させていただこうと思います。
まず、
なぜ「”Joanie loved Chachi”と過去形になっているのか」ということですが
これは私が考えるに
レイチェルが「レイチェル自身が結婚式の祭壇に立っていた時の気持ち」=「過去」を基準としてこの話をしているからだと思います。
つまりここの部分ではレイチェルが
“I didn‘t love Barry when I was at the altar, but Joanie loved Chachi when she was there.”
「私が祭壇に立った時、私はベリーを愛してなかったけど、ジョニーはチャーチーを愛してた」
と「レイチェル自身が結婚式の祭壇に立ったとき」=「過去」を基準として自分とジョニーを比べているため
“Joanie loves Chachi”
ではなく
“Joanie loved Chachi”と「過去形」で述べていると考えられるわけです。
そしてこのように「レイチェル自身のベリーに対する気持ち」と「テレビに映っているジョニーのチャーチーに対する気持ち」を比べていることから
“That’s the difference”の”difference”は
「レイチェルはベリーを愛していなかった、でもジョニーはチャーチーを愛していた」
という”difference”=違い
のことだと解釈できます。
ちなみにこの“Joanie Loves Chachi”はこのFriendsと同じアメリカのシチュエーションコメディーで1982年から1983年まで放送されていたテレビドラマです。
このドラマは“Happy Days”というこれまたシチュエーションコメディーのスピンオフ作品で、この“Happy Days”は1974年から1984年まで放映された大ヒット作品のようです。
(スピンオフ作品はある作品の番外編のような作品のことで、例えば映画「エイリアン」シリーズに対する「プレデター」のような位置づけです。ちなみにこのFriendsにもJoeyが主人公になった“Joey”というスピンオフ作品があります。)
このFriendsではこのようにアメリカで実際に放送されていたシチュエーションコメディーや実在の有名人に対する小ネタがけっこう登場しますので、その際はまた共有させていただきたいと思います!