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Season1 Episode1-19 (12分34秒-13分20秒)

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SCRIPT


Paul: Well, well wel-… ever since she left me, um, I haven’t been able to, uh, perform (Monica takes a sip of her drink.) …Sexually. 
ポール:あぁ、ん- 彼女が出て行ってからずっと、できないんだ (モニカは飲み物を一口飲む) 性的に

Monica: (spitting out her drink in shock) Oh God, oh God, I am sorry… I am so sorry…
モニカ:(驚いて飲み物をはきだす) あぁ、あぁ、ごめんなさい…ごめんなさい…

Paul: It’s okay…
ポール:大丈夫…

Monica: I know being spit on is probably not what you need right now. Um… how long?
モニカ:吐きだされるなんて今望んでることじゃなかったわよね。あぁ…どのぐらい?

Paul:Two years.
ポール: 2年間

Monica: Wow. I’m-I’m-I’m glad you smashed her watch.
モニカ:わぁ。 あ、あ、彼女の時計壊してよかったわね。

Paul: So you still think you, um… might want that fifth date?
ポール:それじゃあ、あ…5回目のデートしたいかなってまだ思ってる?

Monica: (pause)…Yeah. Yeah, I do.
モニカ:(少し黙って)…うん、うん、思ってる。




VOCABULARY&PHRASES

ever since


“ever since”の意味は前回記事にて共有させていただいております。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
Friends Season1 Episode1-18






perform / pərfɔ́ːrm
to do something [LONGMAN英英辞典]

perform (v): 何かを行う

“perform”は「(〜を)行う」という意味の「動詞」ですが、

今回のような文脈では

「セックスのときに機能する」
=「体がセックスする際の機能を行う」

という意味を表します。

「(〜を)行う」という意味の「動詞」だと他にも

・do

が頭に思い浮かぶかと思いますが、

“do”が単純に「〜をする」という意味を表すのに対し、

“perform”は「(何か一連の行動など)をする」などの意味を表します。

そのため”do”は比較的どんな場合でも使え、日常的によく使われますが、”perform”はどんな場合でも使えるわけではなく文脈によっては使うと不自然になる場合もあります。

このようなことを考えると

「じゃあ”perform”と言える文脈と言えない文脈はなんなの?」

と考えてしまうかとも思いますが、こればっかりは、やはりたくさんのネイティブの英語に触れて、”perform”がどう使われているかを学習し、慣れていくしかないと思います。

そのため今回のケースで言えば

「『体がセックスする際の機能を行う』という意味で”perform”と言う時があるんだな」

と覚えればそれだけで良いと思うのです。

そしてまた次にこの単語に出くわしたら、またその使われ方を「意識」して学習する
その繰り返しをしていけば気づかないうちにこのような使い分けの複雑な単語も、感覚的に使い分けられるようになってくると思うのです。

そして、その一助となるよう当サイトでもできる限り、紛らわしい単語の「その都度その文脈での使われ方」を取り上げ、比較、学習できるようにしていきますのでぜひご活用いただければと思います。



 


sip / sɪ́p
a very small amount of a drink [LONGMAN英英辞典]

sip (n): とても少量の一口(飲み物)

“sip”は日本語で説明すると「(飲み物のチビッと)一口」といった意味です。

ex)She took a sip of my wine and winced.
「彼女は俺のワインを一口飲んで、顔をしかめた」

ちなみに英語では同じ「一口」という意味でも「食べ物」と「飲み物」の場合で言い方が違い、

食べ物の場合の「一口」

“bite”

と言います。

ex)Let me have a bite of that.
「それ一口ちょうだい」






spit / spɪ́t
to force something out of your mouth [LONGMAN英英辞典]

spit (v): 何かを口の外に押し出す(=〜を吐く)

今回の”spit”は「(口の中に含んでる何か)を吐く」という意味です。
(飲みすぎや体調が悪いときなどの「吐く」は”throw up”などと言います)

Scriptの”spit”は

“spit out”

という形になっていましたが、この”out”は「副詞」の”out”で”spit”が「どう”spit”したのか」の「説明」をしているだけです。
(「説明」の考え方に関しては過去記事Friends Season1 Episode1-3 reachの部分にて共有させていただいております)

この過去記事では”pull it out”の”out”が

「ひっぱり」→「出した」というように、引っ張るという行為に「説明」を加えていると述べさせていただきましたが、

今回もこれと同じで、「吐く」という意味を表す”spit”に

「吐き」→「出した」んだよ

とその吐くという行為に「説明」を加えているだけなのです。

なので状況によってこの”out”=「説明」の部分は変えられ

例えば「コップの中に吐いた」なら

“spit in the cup”

などとも言えるわけです。

※”spit”という単語と発音が似ていてまぎらわしい単語に”spill”という単語がありますので、以下に発音と意味を載せておきます。
よろしければ併せてご活用ください。






spill / spɪ́l
If you spill a liquid, or if it spills, it accidentally flows over the edge of a container [LONGMAN英英辞典]

spill (v): もし液体を”spill”した場合、または液体が”spill”した場合、それは誤ってその容器の縁をこえ流れる(=〜をこぼす/ こぼれる)

“spill”は「〜をこぼす/ こぼれる」という意味の動詞です。

ex)I spilled milk on the floor.
「床に牛乳こぼしちゃった」

ex)On my first day at the job, I fell down and spilled coffee over a customer.
「その仕事の初出勤の日に、私転んで、お客さんにコーヒーかけちゃった」






in
used to talk about the state or situation of something or someone [LONGMAN英英辞典]

in: 何かまたは誰かの状況、状態について述べる際に使われる

この”in”はScriptの”in shock”のように「〜の状態で」ということを表す”in”です。

“in shock”=驚きで

“in trouble”=困って

“in disbelief”=疑って

“in”の後にくるこれらの「名詞」が「不可算名詞」なのは、この”in”の後の名詞が

「具体的カタチのないもの」=「概念」として使われているからです。

→この内容に関する詳しいお話は過去記事Friends Season1 Episode1-9 GRAMMARセクションにて共有させていただいております。







probably



“probably”の意味はこちらで共有させていただいております。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
過去記事Friends Season1 Episode1-10







smash / smǽʃ
to break something with a lot of force by dropping, throwing, or hitting it [LONGMAN英英辞典]

smash (v):落としたり、投げたり、叩いたりして何かを激しく壊す(=〜を激しく壊す)

今回の”smash”は「〜を激しく壊す」という意味です。

ex)A soccer ball smashed a window
「サッカーボールが窓をぶち割った」

ex)The guy smashed his camera by throwing it on the ground.
「その男はカメラを地面に叩きつけて壊した」







pause / pɑ́ːz
to stop speaking or doing something for a short time before starting again [LONGMAN英英辞典]

pause (v):何かをしていたり、話すのをそれらを再開するまでの少しの間やめる

ex)He paused and thought for a moment.
「彼は黙って、一瞬考えた」







GRAMMAR

今回のこのセクションでは

So you still think you, um… might want that fifth date?“から

ここでの“might”の役割について共有させていただこうと思います。



・”So you still think you, um… might want that fifth date?“の”might”の役割について


“might”の意味は大きく分けて

“may”の過去形

または

推量の意味で「〜だろう」

のどちらかです。

今回の場合は文脈的に「未来」のことを言っているので後者=「推量の”might”」だとわかります。

そして「推量の”might”」は「〜かな」のように「遠回し」な、言い換えれば「直接的ではない、柔らかい言い方」をするために使われる場合があり、今回の部分での”might”の役割はこれです。

“You still think you might want that fifth date?”
「それじゃ5回目のデートしたいかなってまだ思ってる?」

“You still think you want that fifth date?”
「それじゃ5回目のデートしたいとまだ思ってる?」

つまりこの2つの「和訳」からもお分かりいただけるように、今回の部分は”might”を入れることで遠回しな言い方をし「直接的で、押しつけがましいような」印象を与えないようにしているわけなのです。

またこのことを考えると

“You might think you want that fifth date?”

とも言えそうですが、これだと”might”が”think”にかかることになるので

「デートをしたいと君はおそらく思っているんだろう?」

という意味になってしまい、むしろ厚かましい表現になってしまいます(笑)

英語はこのように「位置関係」が大切な言語なので、例えば今回のような推量の助動詞”might”であれば

「どこを推量するのか」

を意識して文を考えないといけないわけです。

ex)You think he might like you?
「あいつがお前のこと好きかもって思ってる?」
☞”might”が推量してるのは”like”だから「好きかもと思う」という意味になる

ex)You might think he likes you?
「あいつがお前のこと好きだって思ってるんだろう?」
☞”might”が推量してるのは”think”だから「好きだと思ってるんだろう」という意味になる









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