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Season1 Episode1-18 (12分07秒-12分34秒)

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SCRIPT


[Scene: A Restaurant, Monica and Paul are still eating.]
[シーン: レストラン モニカとポールが依然食事中]

Paul: Ever since she walked out on me, I, uh…
ポール:彼女に出て行かれて以来ずっと、俺は….

Monica: What?….. What, you wanna spell it out with noodles?
モニカ:何?….何よ、麺を使って言うの?

Paul: No, it’s, it’s more of a fifth date kind of revelation.
ポール: いや、これは、これは5回目のデートで言うようなことなんだ。

Monica: Oh, so there is gonna be a fifth date?
モニカ: あ、てことは5回デートがあるのね?

Paul: Isn’t there?
ポール: そうじゃないかな?

Monica: Yeah, yeah, I think there is. What were you gonna say?
モニカ: うん、うん、そう思うわ。なんて言おうとしたの?





VOCABULARY&PHRASES

ever since
continuously since that time [Cambridge Dictionary]


ever since: そのときから継続して(=〜以来ずっと)

“ever since”は「〜以来ずっと」ということを意味する「接続詞」または「前置詞」です。

ちなみに”ever”はよく耳にする単語ですが、その意味が少し捉えにくと感じることもあるのではないかと思います。
そしてそれはおそらく”ever”が文脈により様々な訳され方をしているからであると思います。

ただ、”ever”の基本の役割は「強調」なので、このことを軸に”ever”が出てきた文の意味を取っていけば、その文の意味も取りやすくなり、”ever”の感覚も掴めてくると思います。

今回の”ever since”も「〜以来」を表す”since”を「強調」しているイメージなので、「〜以来ずっと」といった意味になるわけです。

ex)Ever since I saw him, I can’t stop thinking of him.
「彼を見て以来ずっと彼のことばかり考えちゃう」
☞この場合”ever since”は「文」を導いているので「接続詞

ex)He said ever since his accident, He’s been afraid to drive.
「事故以来ずっと運転するのが怖いって彼は言ってた」
☞この場合”ever since”は”his accident”=「名詞」を導いてるので「前置詞






walk out 
to leave your husband, wife etc suddenly and go and live somewhere else [LONGMAN英英辞典]



walk out: 夫や妻などの許を突然出ていき、他の場所に住む

“walk out”は「(夫や妻、恋人などの許)を去る」という意味です。

ex)My wife walked out this morning.
「妻が今朝出て行った」

今回の”walk out”は”on me”という表現とくっついて出てきましたが、この”on”は「迷惑の”on”」というものです。






on 
used when something bad happens to you [LONGMAN英英辞典]

on: 何か悪いことが起きた時に使われる

この”on”は日本語で考えると「〜された」などの意味を表し「自分の願っていないことをされる、または願ってないことが起きた」ことを表します。

今回の”walk out”で考えれば、

“she walked out”が

「彼女が出て行った」

という意味を表すのに対し、

“She walked out on me”だと

「彼女に出て行かれた」という意味になり「それが起きて欲しくなかったのに起きた」という意味が加わるわけです。

ex)Don’t hang up on me!
「(電話を)切らないで!」
☞”on me”と言うことで「切られたら困る」という意味が加わる

ex)She canceled on me.
「彼女にドタキャンされた」







spell out / spél
to explain something clearly and in detail [LONGMAN英英辞典]

spell out (v): 何かを明確に、詳しく説明する

“spell out”は「(相手が理解できるように何かを)説明する」という意味です。

ex)He spelled out what had happened.
「彼は何が起きたか詳しく説明した」








with / wɪ́θ
using something [LONGMAN英英辞典]

with: 何かを使って

今回のScriptの”with”は「〜を使って」や「〜で」という意味の「道具・手段」を表す”with”です。

これと似た意味の表現では”by”という前置詞を使うこともありますが、両者の表す意味は異なります。

“with”=その「道具・手段」を「使って」ということを意味する

“by”=その「道具・手段」を「媒介として」ということを意味する

この意味の”with”と”by”の使い分けでポイントとなるのは

その動作を行なっているのは文の主語なのか、前置詞の目的語なのか」という点です。

ex)I wrote it with a pen.
「ペンで書いた」
☞「書く」という動作を行なったのはペンではなく文の主語であり、ペンはそのために使われているものだから”with”がふさわしい

ex)I sent it by e-mail.
「それをメールで送った」
☞メールを「送る」という行為を行なったのは厳密に言えば文の主語ではなく、e-mailという機能自体であるから”by”がふさわしい

つまり、

“with”は「その動作を行なっているのが文の主語」の場合に用いられ「文の主語が〜を使って〜する」ということを意味するのに対し、

“by”は「その動作を行なっているのは文の主語ではなく”by”の目的語」である場合に用いられ「〜が媒介となって文の主語が〜する」ということを意味するわけです。

過去記事Friends Season1 Episode1-11 overの部分

“by phone”=「電話で」

“by bus”=「バスで」

などの表現も紹介させていただいきましたが、
この部分が”by”となるのもこれと同じ「理屈」で、「電話をかけているのは電話という機械自体=電話が媒介となって」、「出発地から到着地に行けるのもバス自体が動くから=バスが媒介となって」ということを意味しているからなのです。






more of / mɔ́ːr 
used to say that one way of describing a person or thing is better or more accurate than another [Merriam-Webster]

more of: 物や人について述べるとき別の言い方よりその言い方の方がふさわしい、または正確な場合に使われる(=むしろ〜)

今回の文脈での”more of”は

“more of A than B(=BというよりはむしろA)”の

“than B”が省略されたカタチで、

「むしろ〜」という意味です。

そのため今回の部分の”than B”に当たる部分を補って考えると以下のようになると思います。

“It’s more of a fifth date kind of revelation than spelling it out with noodles”
「麺を使って言うというよりはむしろ5回目のデートで言うようなことなんだ」

英語においてこのような省略されるのは、その省略部分が文脈から明らかである、または言わなくても意味が通じる場合です。






revelation / revəléɪʃən
a surprising fact that was secret and has now been told to people [LONGMAN英英辞典]

revelation (n): 今まで秘密だったが、現在は人々に知られている人々を驚かせる事実

“revelation”は日本語にするのが難しいですが、今回の場合は「新しい発見」のような意味として捉えれば良いのではないかと思います。

“revelation”の動詞形は”reveal(=〜を明らかにする)”なので、そこから考えればこの意味も割とすんなり覚えられるのではないかと思います。

ex)His wife divorced him after the revelation that he was having an affair.
「彼が浮気していたことが発覚した後、彼の妻は離婚した」





GRAMMAR

今回のこのセクションでは

“a fifth date kind of revelation”

の”kind of”の解釈について共有させていただこうと思います。


“kind of”という表現は日常的にとてもよく使われる表現なので、耳にすることも多いと思います。
しかし、この”kind of”は文脈によって様々な意味を表すため、その都度そこでの”kind of”の意味を考え、捉えていくことが勉強として効果的だと思います。

今回の部分は

“a kind of~「ある種の〜」”などと訳される意味の「口語的表現」です。

ex)It looks like a kind of bug.
「なんかの虫のように見える」

この意味の”a kind of”には「どんな”kind”なのか」の説明(=修飾)が入る場合があり、今回はそのカタチです。
(「修飾」に関して過去記事Friends Season1 Episode1-1 GRAMMARセクションにて確認していただけます。)

“a fifth date kind of revelation”→”fifth date”が”kind”を修飾しており、

直訳すると

「5回目のデートの種のrevelation」
=「5回目のデートで言うようなこと」

という意味になっているわけです。

このような例はたとえば他にも

“I’m not a shot drinking kind of guy”であれば→”shot drinking”が”kind”を修飾しており、

直訳すると

「ショットを飲む種の男ではない」
=「ショットを飲むような男ではない」

という意味になるわけです。








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