SCRIPT
[Rachel enters in a wet wedding dress and starts to search the room.]
[レイチェルが濡れたウエディングドレス姿で入ってきて、店内を見回し始める]
Chandler: And I just want a million dollars! (He extends his hand hopefully.)
チャンドラー: 俺は100万ドルがほしい!(願いを込めて手を伸ばす)
Monica: Rachel?!
モニカ: レイチェル!?
Rachel: Oh God Monica hi! Thank God! I just went to your building and you weren’t there and then this guy with a big hammer said you might be here and you are, you are!
レイチェル: あぁよかった、モニカ、よかった!今ちょうどあなたの建物(=アパート)に行ってきて、そしたら大きな金づちを持った男の人がここに居るんじゃないかって言ってたけど、いたわ、いたわ!
Waitress: Can I get you some coffee?
ウェイトレス: コーヒーでいいですか?
Monica: (pointing at Rachel) De-caf. (to All) Okay, everybody, this is Rachel, another Lincoln High survivor. (to Rachel) This is everybody, this is Chandler, and Phoebe, and Joey, and- you remember my brother Ross?
モニカ: (レイチェルを指して) デカフェにして (みんなに向けて)みんな、こちらはレイチェル、リンカーン高校の戦友。(レイチェルに向けて)こちらはみんな、チャンドラーとフィービーとジョーイ、私の兄、ロスのことは覚えてる?
Rachel: sure! Hi
レイチェル: もちろん!ハイ
Ross: Hi.
ロス: やぁ
(They go to hug but Ross’s umbrella opens.)
(レイチェルとロスはハグしようとするが、ロスの傘が開く)
VOCABULARY&PHRASES
・in
wearing something [LONGMAN英英辞典]
in: 何かを着ている
この”in”は”in a black suit”(黒いスーツを着て)のように何かを「着ている」状態を述べるのに使われます。
ウィルスミス、トミーリージョーンズが主演する「MEN IN BLACK」という映画がありますが、この”in”はまさにこれと同じ意味で、「黒を纏った(黒いスーツを着た)男たち」という意味なのです。
・search / sə́ːrtʃ
to try to find someone or something by looking very carefully [LONGMAN英英辞典]
search (v): 注意深く見て何か、または誰かを見つけようとする
“search”は今回の文脈では「〜を探す」という意味です。
この場合の”search”は他動詞で、目的語は探すものではなく「探す場所」になります。
今回のト書きも”search the room”となっており、「コーヒハウスの中を探す」という意味になっています。
もしここで「レイチェルを探す」と言いたければ、”search for Rachel”となり。
「コーヒーハウスでレイチェルを探す」と言いたければ”search the room for Rachel”となるわけです。
同じ「〜を探す」という意味で”look for”もありますが、こちらの方が日常会話ではよく使われます。
・million / mɪ́ljən
the number 1,000,000 [LONGMAN英英辞典]
million (n): 100万
1000万=”ten million”
1億=”a hundred million” または “one hundred million”
“million”は100万という意味ですが、今回はついでなので、数を表す単語とその発音を一通り共有させていただこうと思います。
・thousand / θáuznd
the number 1,000 [LONGMAN英英辞典]
thousand (n): 1000
1万=”ten thousand”
10万=”a hundred thousand” または “one hundred thousand”
・billion / bɪ́ljən
the number 1,000,000,000 [LONGMAN英英辞典]
billion (n): 10億
100億=”ten billion”
1000億=”a hundred billon” または “one hundred billion
・trillion / trɪ́ljən
the number 1,000,000,000,000 [LONGMAN英英辞典]
trillion (n): 1兆
・extend / ɪksténd
to stretch out a hand or leg [LONGMAN英英辞典]
extend (v): 手や足を前方に伸ばす
“extend”は「(期間など)を広げる」という意味もありますが、今回のように「(手)を伸ばす」という意味もあります。
・hopefully / hóʊpfəli
in a way that shows that you are hopeful [LONGMAN英英辞典]
hopefully (adv): 希望を持った様子で
・thank God
used to show that you are very glad about something [LONGMAN英英辞典]
thank God: 何かとてもよかったことがあった時に使う表現
ex) Oh thank God! I lost this ring last week and thought I was never gonna find it, but it’s here It’s here!
(あぁよかった!先週この指輪無くして、もう見つからないと思ってたけど、あったわ、あった!)
・with
having, possessing, or carrying something [LONGMAN英英辞典]
with: 持っている、所有している、または身につけている
withには様々な意味があり、混乱することも多いかと思いますが、1つ1つの意味を押さえていき、その使い方に慣れていけばそれらを無意識に使い分けられるようになっていくはずです。
今回の意味の”with”はこのFriendsはもちろん、日常会話でもよく使われるのでその使われ方に是非注目してみると良いのではないかと思います!
ex) a book with a green cover (表紙が緑色の本)
ex) a man with a gun (銃を持った男)
ex) a man with a beard (あご髭をはやした男)
・hammer / hǽmər
a tool with a heavy metal part on a long handle, used for hitting nails into wood [LONGMAN英英辞典]
hammer (n): 長い持ち手に硬い金属の部分のついた道具、釘を打つのに使われる(=金槌)
“heavy”は「重い」という意味が強いですが、今回のように「硬い、または丈夫な」という意味もあります。
ex) heavy boots (丈夫なブーツ)
・decaf / dɪ́ːkæf
decaffeinated coffee [LONGMAN英英辞典]
decaf (n): カフェイン抜きのコーヒー(デカフェ)
デカフェは日本語でも使われる単語なので問題ないかとは思いますが、英語だと発音が違いますので共有させていただきました。
・umbrella / ʌmbrélə
a thing that you hold above your head to protect yourself from the rain [LONGMAN英英辞典]
umbrella (n): 頭の上にさして雨から身を守るもの(=傘)
GRAMMAR
今回のこのセクションではScriptの中の冠詞の”a”について共有させていただきます。
今回のScriptでは冠詞の”a”が3回使われていました。
① “Rachel enters in a wet wedding dress”
② “And I just want a million dollars!“
③ “this guy with a big hammer“
冠詞の”a”に関する考え方については過去記事で何度か共有させていただきましたが、今回の場合もそちらで共有させていただいた内容と考え方は同じです。参考までにそちらのリンクを貼らせて頂きますのでよろしければ併せてご利用ください!
過去記事「冠詞の”a”について記載箇所」↓
・Friends Season1 Episode1-1 GRAMMARセクション「 ①冠詞の”the”(定冠詞)」の部分
・Friends Season1 Episode1-4 GRAMMARセクション「 ③”Can I tell you what the answer is”の”the”について」の部分
冠詞の”a”に関して基本となる考え方は
「数ある中のどれか1つ」を意味する
です。
今回の場合、①であればレイチェルの着ているウエディングドレスを「世の中にたくさんあるうちの1つ」と単純に述べているため、冠詞は”the”ではなく”a”となっており、同じように②も(イメージとしては)「世の中にたくさんある100万ドルの札束のうちの1つ」を意味し、③も「世の中にたくさんある金槌のうちの1つ」を意味しているため冠詞の”a”が使われているというわけなのです。
つまり冠詞の”a”は特定の何かと限定せず単純に「1つの〇〇」と言う場合に用いられるというわけなのです。